【子供と見たい高山植物・3月】六甲山植物園の花だより/バイカオウレン・カタクリ・クリスマスローズ

  • 2022/2/1
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冬の寒さが緩み始めるこの季節、六甲山植物園ではさまざまな高山植物が顔を出し始めます。3月に見られる高山植物にはどのようなものがるのか? 紹介します。中でも「幻のクリスマスローズ」と呼ばれるヘレボルス・チベタヌスは日本で観賞できる施設は限られており、大変貴重です

バイカオウレン(キンポウゲ科)/子供と見たい3月の高山植物

林下に生育する高さ4~15cmの多年草です。六甲山植物園では早春に最も早く開花する花で、梅に似た花と、冬でも枯れない常緑の葉が特徴です。白い部分は花びらのように見えますが、萼(ガク)です。“オウレン”とは、中国からわたってきた漢方薬の黄蓮のことで地中を這う地下茎が黄色く、よく似ています。そのため、梅花黄連(バイカオウレン)と名がついています。

セツブンソウ〈キンポウゲ科〉【花期】2月下旬~3月中旬/子供と見たい3月の高山植物

まばらな温帯夏緑林の林内や草地に生える小型の多年草。茎は高さ10cm~30cmになります。5枚の白色の萼片から覗く黄色い花弁はよく目立ち、蜜を出して虫を呼び寄せます。本州の関東地方以西に分布する日本の特産種で、石灰地域によく見られる傾向にあります。当園は約20,000球のセツブンソウを植栽しています。

フクジュソウ〈キンポウゲ科〉【花期】2月下旬~4月上旬/子供と見たい3月の高山植物

山の木陰に生える多年草です。花の咲いている時期は約15cm程度の高さですが、花後は根茎から多数のひげ根を出し、30cm程に達します。金色に咲く花はその姿からおめでたい花としてなじみ深く、「福寿草」と記されます。パラボラ型の花で太陽光を中心に集め、その熱で寒い時期に飛ぶ昆虫を呼んでいると考えられています。

ザゼンソウ〈サトイモ科〉【花期】3月上旬~下旬/子供と見たい3月の高山植物

雪が溶けると間もなく、濃い茶色の仏炎苞(ぶつえんほう)がむっくりと顔を出します。その姿が、達磨大師が座禅を組んでいるようにみえるため、「ザゼンソウ」と和名が付けられ、別名「ダルマソウ」とも呼ばれます。まだ雪の残る中で咲くこともある本種は、開花直後に自ら発熱し、仏炎苞の中は20℃前後になることが知られています。ミズバショウと同じ仲間で、葉は花が終わるころに伸びてきます。

ヘレボルス・チベタヌス〈キンポウゲ科〉【花期】3月中旬~4月上旬/子供と見たい3月の高山植物

クリスマスローズ属の中で唯一、中国西部に分布しています。ジャイアントパンダやハンカチノキを発見したプラントハンターのアルマン・ダヴィッド神父が1869年に中国の四川省付近で採取しており、当時その近辺をチベットと呼んでいたことから、学名に「チベタヌス」と入っています。当園の群生は日本最大級の植栽数となっており、自生地に近い環境を再現したロックガーデンで約100株が咲き誇ります。

activekids子供学び・遊びHACK!編集部

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