【縄文・北海道】「史跡 大船遺跡」で子供と見たい3つのポイント! 口コミ 楽しむツアーも紹介
函館市大船町の大舟川左岸の海岸段丘に位置する「史跡 大船遺跡」は、2メートルをこえる深さの竪穴住居の遺構で知られ、巨大な住居跡が骨組み再現、完全再現などさまざまな形式で保存されています。
驚くのはその迫力!
また、クジラ、オットセイ、クリなどを食べて生活していた当時の様子をしのぶことができます。そんな注目の縄文スポットのぜひ体験してほしい3つのポイントを紹介します。最後には、「史跡 大船遺跡」をもっと楽しむポイントも紹介しているので、最後までチェックしてくださいね!
史跡 大船遺跡の全景を動画でチェック!
- 資産種別:集落跡
- 時期:縄文時代前期末葉から中期末葉(紀元前3,500年から2,000年頃)
- 史跡指定日:平成13年8月13日
- 指定面積:71,823.03平方メートル
- 主な遺構:竪穴建物跡,盛り土遺構,墓坑,貯蔵穴,落とし穴
- 主な遺物:土器,石器,土偶,青竜刀形石器,クジラ・クリなど動植物遺体など
縄文時代「史跡 大船遺跡」のみどころ(1)深さ2メートルを超える巨大な縦穴住居跡にびっくり!
大船遺跡の特徴は住居の規模が大きく遺構の密度が非常に高いこと。
約1,500年にわたり継続して集落が営まれ、特に後半期には連続的に住居形態の変遷が捉えられていることが挙げられます。
大船遺跡では深さ1.5~2m、長さ8~11mを超える大型住居が発見されていて、最も深いものでは深さ2.4mもあり、これは安定した定住生活が営まれていたことを示しています。
縄文時代「史跡 大船遺跡」のみどころ(2)竪穴住居の多彩な復元展示
【大船遺跡で見られる遺構】
●縦穴住居(骨組みの再現)
●縦穴住居(完全復元)
●縦穴(復元)
●縦穴(表面表示)
骨組みだけや完全復元した竪穴住居などの展示もあり、縄文時代の住居の様子がよくわかる展示になっています。
縄文時代「史跡 大船遺跡」のみどころ(3)クジラのやオットセイ、クリなどの食料事情
さらに土器や石器などの生活道具のほかに、クジラやオットセイの骨、炭化したクリなど、当時の環境や生業,食糧事情を知る上で重要な資料も見つかっています。
周囲には豊かな海や森、サケが遡上する大舟川が流れるなど、当時を偲ばせる自然環境も魅力です。
縄文時代「史跡 大船遺跡」の史跡指定までの流れ
平成8年に墓地造営に伴う発掘調査で多数の竪穴建物跡や盛り土遺構、膨大な土器や石器などが発見され、重要な遺跡として文化庁や北海道教育委員会など関係機関と保存に向けた協議を重ねながら、範囲や内容の確認調査を経てその重要性が認められ,平成13年8月に国の史跡に指定されました。
また、大船遺跡から出土した資料は,函館市縄文文化交流センターで収蔵・展示しています。
縄文時代「史跡 大船遺跡」の口コミ
「史跡 大船遺跡」をもっと楽しむポイントは?
毎日2回のガイドツアーに参加する
毎日2回雪で埋もれない4~10月の時期には10:00~と13:00~(各回30分程度)の1日に2回無料のガイドツアーが行われています。予約不要で無料なので、ぜひ参加したいですね。
近くの「函館市縄文文化センター」のイベントと合わせて出かける
「史跡 大船遺跡」からクルマで10分ほどの函館市縄文文化交流センターでは、土器づくりやジオラマ作りなどの子どもも楽しめるイベントが数多く開催されています。
せっかく北海道まで出かけるのであれば、ぜひこちらのイベントにも参加してみると縄文時代を満喫できます。
「史跡 大船遺跡」のある函館周辺をお得に楽しむおでかけ割引クーポン
函館エリアをもっと楽しむなら、レンタカーを使わない場合には観光ハイヤーで効率よく回ったり、乗馬や釣り体験、立ち寄り湯やセグウェイで北海道の大自然を満喫するなどの体験がおすすめ!
以下のリンクからは現地申し込みの割り込みができるツアーがチェックできますよ。こちらもぜひチェックして楽しい旅のプランをたてましょう!
\函館エリアの旅を楽しむアクティビティ/
所在地 | 函館市大船町575番地1(大船遺跡管理棟) ※ 管理棟前と大船墓地横に計30台程度駐車可能なスペースがあります。 大船遺跡管理棟施設カルテ(pdf形式:241KB) |
供用時間 | 4月~10月 9時00分~17時00分 11月~3月 9時00分~16時00分 |
休場日 | 12月29日~1月3日 ※ 臨時休場の場合もあります。あらかじめお問い合わせください。 |
利用料 | 無 料 |
お問い合わせ | 函館市縄文文化交流センター 所在地:函館市臼尻町551番地1 電話:0138-25-2030 ホームページ:http://www.hjcc.jp/ |
■ 交通アクセス ■
● 公共交通機関(函館バス)
・ JR函館駅から…函館バス99系統に乗車,大船遺跡下バス停で下車し,徒歩10分(所要時間約100分)
・ 函館空港から…函館バス7A系統に乗車,湯倉神社前バス停で99系統に乗り換え,大船遺跡下バス停で下車し,徒歩約10分(所要時間約90分)
※時刻表などについては,函館バスホームページ(外部リンク)をご覧ください。
※新函館北斗駅からの路線バスはありません。JR函館駅へ移動し,バスへご乗車ください。
● 自家用車・タクシー
・ JR函館駅から…道道83号線と国道278号を経由(所要時間約70分)
・ 函館空港から…道道83号線と国道278号を経由(所要時間約50分)
・ JR新函館北斗駅から…道道43号線(七飯町・鹿部町経由)と国道278号を経由(所要時間約45分)