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【初めての子連れアンコールワット観光】アンコールワット/行く前に知っておきたいミニ知識5選(3)
- 2024/3/9
- カンボジア・アンコールワット
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最終更新日: 2024.03.14
- 建築年代/12世紀初期(1113~1150年ごろ)
- 建築者/スールヤヴァルマン2世
- 宗教/ヒンドゥー教ヴィシュヌ派/仏教
- 建築様式/アンコールワット様式
- アクセス/シュムリアップしない中心部からクルマで15分、自転車で30分
アンコールワットと聞けば、多くの人がその壮大さと神秘性に心惹かれることでしょう。1113年にスールヴァルマン2世という国王が即位した際、彼は約30年の歳月をかけて、ヒンドゥー教の神、ヴィシュヌ神に捧げるためのこの巨大な宗教寺院を建造しました。国王の死後、この場所は彼を祀るための霊廟となりました。
アンコールワット観光の見どころとでかけるまえに知っておきたい知識を紹介します。
アンコールワットのすごいところ(1)東京ドーム約15個分! 広大なアンコールワット
想像してみてください。アンコールワットの敷地面積は約200万平方メートルに及び、これは東京ドーム約15個分に相当します。敷地は南北に1.3km、東西に1.4kmもの広がりを持ち、周囲を幅190mの水溜りが囲んでいます。この広大な空間は、ヒンドゥー教の宇宙観を基に構成されており、寺院の中心に近づくにつれて高さが増していく設計になっています。中央に位置する5つの高塔は須弥山を象徴し、周囲の壁はヒマラヤ山脈の雪をかぶった山々を、そして外側の環濠は無限の海を表しています。
アンコールワットのすごいところ(2)3重の回廊構造が表す宗教世界
アンコールワットの最大の魅力の一つは、その壁面を飾る精緻な浮き彫り(レリーフ)装飾にあります。これらのレリーフは、デヴァター(女神)や、花や葉をモチーフにしたもので、塔門の破風、テラス、寺院内の柱や壁面に至るまで、広範囲にわたって彫られています。特に、本堂内の回廊に描かれたレリーフは見どころの一つで、第一から第三までの三重の回廊があり、それぞれが段階的に高くなっています。この中でも第一回廊のレリーフは、その緻密で生き生きとした描写が圧巻です。
アンコールワットのすごいところ(3)レリーフを見る時のポイントと構造
このアンコールワットの建設には、国を挙げての重大な努力が払われました。16~45歳までの男性が全国から呼び集められ、仮に1日7時間の労働をしたと考えると、石工約3000人、彫工約1500人、建築仕上工約4000人、石材運搬人約1万5000人、補助作業員を含めて約2万5000人が総がかりで約34年かかり建設したことになるともいわれています。
建築家や石工たちは、「より優れた、より美しい寺院」を目指し、試行錯誤を繰り返しながら寺院造りに励みました。その集大成が、アンコールワットです。この時代は、クメール建築が最も栄えた時代であり、人々の知恵が注がれた建築の傑作を我々は目の当たりにすることができます。
アンコールワットのすごいところ(4)アンコールワットは下段が近景、上段が遠景
レリーフ鑑賞におけるポイントとしては、第一回廊の壁面を見る際に「下段が近景、上段が遠景」という視点を持つことが大切です。西面の「ラーマーヤナ」と「マハーバーラタ」のレリーフは、北から南へと進むにつれて、物語が展開していきます。単一の場面だけに注目するのではなく、全体の構図を通じて物語を追うことが、鑑賞の醍醐味となります。
アンコールワットのすごいところ(5)アンコールワットだけが西向きの理由 神殿であり王墓である
遺跡群の多くは東向きですがアンコールワットが西向きである理由には、「王の墳墓だから(ヒンドゥー教では西は死者が行くところと考えられていたため)」というヒンドゥー教の観念に加え、天文学的な要素も指摘されています。
ここに祭られているヴィシュヌ神は太陽を神格化した神であり、国王スールヤヴァルマンの名前にも太陽という意味が込められています。したがって、中央祠堂先端から見る日の出は、太陽神を祭るにふさわしい演出と言えるでしょう。
1431年にアンコール王朝の滅亡後、アンコールワットは上座部仏教寺院として存続し、中央間堂には仏像が安置され、仏教の聖地としての役割を果たしてきました。16世紀から18年間にわたって、第一回廊の東面東側と北面に新たなレリーフが追加され、17世紀には近隣諸国からも多くの参拝者が訪れました。
アンコールワットへの旅は、単なる観光を超えた、過去の偉大な文明との対話を意味します。その壮大な規模と精緻な美しさは、子供にも大人にも、想像力をかき立てる冒険の旅となります。
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